|
退職金の性格について教えて下さい。
退職金の性格に関しては多くの論議がありましたが、現在では主要な分類は下記の様になっています。
1.賃金の後払い説
賃金の後払い説における退職金の考え方は、従業員の在職期間中の賃金が、本来支払うべき賃金より低く抑えられており、退職時にこの未払分の差額を支払い、清算するというものです。つまり、退職金は従業員の当然の権利として受け取るという考え方です。
2.功労報奨説
功労報奨説における退職金の考え方は、従業員の在職期間中の企業への貢献度に報いるために支給するというものです。つまり、退職金は従業員への功労として恩恵的に支払うという考え方です。
3.退職後の生活保障説
退職後の生活保障説における退職金の考え方は、生活基盤が脆弱な従業員の退職後(老後・失業)における生活を保護するために支給するというものです。
賃金の後払い説は主として従業員側の見解であり、功労報奨説は主として企業側の見解となります。現状における考え方としては、1〜3をミックスしたものであり、若干、功労報奨説が重視されてきています。
今後の退職金は、より貢献度を重視した形での功労報奨説による退職金制度が主流となります。
|